NPO法人農都会議 バイオマスWG/地域Gは、8月1日(水)、飯能木質バイオマスエネルギー協議会が主催した「道志村バイオマス施設視察フィールドワーク」を、共催して実施しました。

8月1日道志村フィールドワーク

今回のフィールドは、山梨県道志村で、国産の薪ボイラー5台を導入している公営温泉「道志の湯」を見学し、間伐材丸太の安定供給や薪くべの課題、山林の境界明確化など、森林・バイオマス~観光・地域活性化の取組みを広く学び、都留市では、3種類の小水力発電を見学し、飯能での適用可能性を探るために行いました。
企画立案は、飯能木質バイオマスエネルギー協議会会員の菅野明芳(森のエネルギー研究所)でした。

8月1日道志村フィールドワーク

 

8月1日道志村フィールドワーク
総勢13名の参加者が道志の湯に集合しました。今回のフィールドワークの案内をしていただく株式会社リトル・トリー代表の大野航輔氏から、道志の湯に温水を供給する薪ボイラー(60kW×5台、新潟県のアーク日本株式会社製)と薪についての説明がありました。

8月1日道志村フィールドワーク
8月1日道志村フィールドワーク

燃料の薪は、リトル・トリーが運営する木の駅が提供しているとのこと。山主の方などが持込んだ間伐材などを木の駅スタッフが80cmの長さに揃え(太いものは割って)乾燥させる。ほとんどの山主は、最初から80cm長の丸太を持込むとのこと。

8月1日道志村フィールドワーク

グループ会社の道志フォレスターズは、林地残材の搬出のほか、一般販売用の薪作りを行っているとのことです。

地元のレストラン「菊屋」で昼食を取った後、大野氏から「村は資源の宝庫! ~道志における自然・文化・社会資源の価値を高めるために~」のテーマでプレゼンがありました。
大野氏は、道志村の森林の現状―村の林野面積は約7千5百ha、その4割弱が横浜市所有の水源林、道志フォレスターズで行っているワイヤーロープによるマッシュプーリー木材搬出システム「道志の森方式」などについてお話しされました。

8月1日道志村フィールドワーク
8月1日道志村フィールドワーク

また、国内で流通している薪ボイラーの種類、道志の湯へ導入した薪ボイラーと木の駅集材システムの組合せのコスト実績、重油ボイラーと比較した村への還元費用、地域経済への波及効果などについても説明されました。
大野氏は、若い人たちにも林業に関心を持ってもらいたいと、森林の付加価値増大を図っていきたい、そのため、山林所有者とともに境界を確認して森林経営計画を策定し、マウンテンバイクのツアーコース作りを進め、道志のエコツアーを実施していきたいと、熱心に今後の目標を離されました。

「道の駅どうし」に立寄った後、山越えをして都留市に向かいました。

8月1日道志村フィールドワーク
8月1日道志村フィールドワーク
8月1日道志村フィールドワーク

都留市役所の近くには、元気くん1号から3号までの三つの異なった形の小水力発電「家中川(かちゅうがわ)小水力市民発電所」があります。台風の後ゆえか速くて激しい水流により、伝統的水車やスクリューの形をした水車(みずぐるま)が勢いよく回っていました。

8月1日道志村フィールドワーク